どうも株主優待生活に憧れているしょしょ所長です。というのも、私が株取引に興味をもち証券会社の口座開設を決意するきっかけになったのは、『月曜から夜ふかし』に登場する桐谷さんの影響でした。
多数の株主優待銘柄を保有し、もらった優待を意地になって自転車で爆走してまわる桐谷さんが面白く、とても魅かれる内容でした。妻も一緒に番組を見て、イメージを共有できたため説得するのも苦労しませんでした。
資産運用・資産形成は同一家計の家族の理解がなければ、うまくいかないと思っています。我が家の場合は、マメな性格な私が全てを管理して、調べることも勉強することも全く苦ではない私が運用方針を決定して、ネットにも強い私が実際に投資を行っています。
結局、全部所長がやってるってことね
妻の役割は、「私に全て任せる」というとても難易度の高い決断をして、
ドシっと構えていることです。
そんな我が家が積立のインデックス投資以外に行なってきた個別株投資の内容を、実際に私が保有している個別株の銘柄を例にご紹介いたします。
特定の銘柄を推奨する内容ではなく、あくまで私が実際に投資している銘柄の紹介です。
投資はあくまで自己責任でお願いいたします。
長期保有で株主優待がランクアップする高配当銘柄
まずは配当利回りがよく、株主優待が魅力的で、長期保有していると株主優待の内容がグレードアップする銘柄を紹介いたします。
オリックス
株主優待×高配当の王道ともいえるオリックスです。100株保有で、年間7,800円の配当金が受け取れ、3月末の株主にはカタログギフトが送られます。
我が家では4人分の名義で保有しているので、4品選ぶことができ、うち夫婦分の2名義は3年以上保有しているのでグレードアップ済みです。
2021年は、牛タンセットとオオサンショウウオのぬいぐるみ、グレードアップの方ではお米10㎏を2名義分選びました。
お米20kgはありがたいですね!
配当も400株分ですので、年間31,200円の見込みです。
KDDI
こちらも優待高配当投資の王道の1つ、KDDIです。携帯のauの会社ですね。
100株保有で、年間配当12,500円
3月末の株主には3,000円相当のカタログギフトがもらえます。
長期保有の条件は5年と少し長めですが、カタログギフトの内容が5,000円相当にアップします。
現在3名義分保有で、もう1名義も日興フロッギーを使って、単元未満株を買い集めて100株を目指しています。
今年は1名義分でハンバーグとウインナーのセットをもらいました。まだ保有して5年経過していないので、グレードアップ後の内容は楽しみに待っているところです。
400株達成したら年間配当は50,000円になる見込みです。
日本電信電話(NTT)
こちらはメインは配当利回り目的で、ちょっと複雑な条件で優待としてdポイントがもらえます。
毎年もらえるのではなく、2年経過したあとの権利月と5年経過したあとの権利月の2回限りです。
もらう前に優待廃止というパターンもありえるので、優待はオマケ程度で楽しみにしています。
反対にもっと継続的にもらえるような優待に改善される可能性もあるので、そうなると嬉しいです。
現在は1名義分100株保有で残りは、ジュニアNISAの非課税枠や株価から判断していいタイミングがあれば追加で取得予定です。
年間配当見込みは11,000円です。
エディオン
家電量販店のエディオングループです。エディオン、100満ボルトで使えるギフトカードがもらえます。
おもちゃも取り扱っているので、こどものおもちゃを買うときに使う予定です。
現在1名義で100株を保有しているだけですが、こちらもいいタイミングがあればジュニアNISAでも購入予定です。
年間配当見込みは4,400円です。
配当は高くないが、長期保有で株主優待がランクアップする銘柄
トリドール
トリドールという名前はあまり聞き覚えはないかもしれませんが、うどん屋さんの「丸亀製麺」の会社です。
配当は高くありませんが、丸亀製麺の店舗で使えるお食事券がもらえます。お食事券も100円券のつづりになっているので使い勝手がいいです。
100株の場合は長期保有で増額はありませんが、200株を1年以上保有していると半年に7,000円分のお食事券がもらえます。
現在1名義で200株保有していますが、我が家では半年に7,000円ももらえれば十分なのでいまのところ追加での購入は考えていません。
住んでる地域から丸亀製麺が撤退するようなことがあれば売却予定です。
年間配当見込みは200株で1,200円です。
タカラトミー
トミカやプラレールなどの玩具を製造・販売している玩具メーカーです。
1年に2台もらえるトミカはもったいなくて開けられず保管していますが、割引クーポンを使って子どもが好きなトミカやアニアを購入しています。
100株だけ保有していますが、子供たちがおもちゃに興味を持たなくなったら売却予定です。
年間配当見込みは2,000円です。
配当利回りが魅力的な銘柄
ソフトバンク
ソフトバンクは株主優待こそありませんが、高配当株の代表格です。
現在は100株のみ保有ですが、ジュニアNISAで追加取得を検討中です。
年間配当見込みは8,600円です。
生活に役立つ株主優待を実施している銘柄
配当利回りもそこまで高くありませんし、長期保有していても優待はグレードアップしませんが、生活に直結する優待がもらえるために手放しにくい銘柄について紹介いたします。
日本マクドナルドホールディングス
マクドナルドで好きなバーガー、サイドメニュー、ドリンクがもらえる券が各6枚もらえます。
価格に制限はないので、期間限定の単品で500円近くする高単価バーガーでも利用できます。
我が家ではサイドメニュー券はマックフライポテトのLサイズ一択です。
ドリンク引換券はフロートに使います。
子供はハッピーセットを欲しがるので、優待券を使いませんが、親は好きなメニューを躊躇なく注文できるので、手放せない優待券です。
半年に6枚ずつもらえれば十分ですので、いまのところ100株のみ保有を続ける予定です。
年間配当見込みは3,600円です。
吉野家ホールディングス
牛丼チェーンの吉野家です。
現在は無配のため、優待券のみとなっています。
イオン
イオンやイオン系列のマックスバリュのお買い物時に提示すると、半年に1度お買い物金額を集計して、お買い物額の3%をキャッシュバックで受け取ることができます。
1名義持っていると、家族カードも1枚もらえるので夫婦で1枚ずつ財布に入れています。
食料品のお買い物が3%返ってくるので、重宝していて手放せません。
カードが2枚あれば十分なので、追加で取得の予定はありません。
年間配当見込みは3,600円です。
イオン北海道
こちらもイオンやマックスバリュで使える優待です。お買い物金額1,000円につき100円券を1枚使用できるので、お得です。
イオン優待のオーナーズカードの併用ももちろん可能です。
支払い時に100円券を使って、後日オーナーズカードのキャッシュバックを受け取るという流れです。
いまのところ、100株のみ保有ですが、追加購入も検討中です。
年間配当見込みは1,200円です。
ヤマダホールディングス
家電量販店ヤマダデンキの持株会社です。
お買い物金額1,000円につき500円券を1枚使えます。
以前はもっと多くもらえていたのと、長期保有でもらえる枚数が増えていましたが改悪により減少と長期保有の制度は廃止されました。
当時は4名義で保有していましたが、改悪にともないジュニアNISA分は売却しました。
現在は夫婦2名義のみ保有ですが、さらなる改悪があれば売却も検討中です。
非課税口座の使い分け
基本的な方針としては株価上昇によるキャピタルゲインを目的ではなく、配当金のインカムゲインを目的にしています。
配当金受取時に約20%の税金が引かれてしまうので、配当利回りの高い銘柄については妻の一般NISA、こどもたちのジュニアNISAの非課税口座で購入しています。
また、配当利回りがそこまで高くなく優待目当ての銘柄については特定口座で保有して非課税枠を使わないように口座の使い分けをしています。
現在の保有銘柄の評価額は約400万円で年間配当見込みの合計は116,800円です。
まずは年間12万円の配当金収入を目指しています。年間12万円に到達すれば月1万円の家計の助けになる計算になりますね。
受け取った配当金は再投資にまわすもよし、家計で使うもよしです。
優待・高配当株投資の注意点
定期的に株主優待品や優待券がもらえて、配当金ももらえるというのはとても魅力的です。
ですが、やはりおいしいことだらけではありません。
- 業績や不祥事によって株価下落の可能性が多いにある
- 業績不振から優待廃止や配当金の減配、無配になる可能性がある
- 優待廃止、減配・無配などになるとさらに株価下落につながる
- 株主還元をする分、企業内から資金が出ていくことになるので大きく成長しない傾向にある(株価の上昇は大きく期待できない傾向がある)
- どうしても株価の動きが気になってしまう
etc…
このようなリスクがあることは知っておく必要があります。それでも私が優待・高配当株投資を続けているのは次のような理由があります。
- 単純に優待・配当をもらうのが嬉しい
- これらをもらうことで生活コストが下がったり、お得に食事ができたりするので家族で楽しむことができる
- 配当金をもらい続けられれば、投資分を回収できる日がくる
- 同様な個人投資家が買い支えることで株価の安定に少し期待できる
- 長期保有での優待グレードアップを狙うためにちょっとやそっとじゃ売らない層が一定数いる
- 積立投資ししている分が順当に増えていっていれば、ある程度の下落には動じなくなる
まとめ
今回は優待株・高配当株投資という個別株への投資について紹介してきましたが、あくまで資産形成を行ううえでおすすめしたいのはつみたてNISA等を利用した積立投資です。
積立投資においては、入るタイミングも出るタイミングも考えずに積立の設定だけしてしまって、あとはほったらかしにしましょうという話をしました。(過去記事参照)
優待株・高配当投資株においては高値掴みを避ける必要があるため、はじめに投資するタイミングや、場合によっては売却して撤退するタイミングが重要になってきます。
優待のみが目的の銘柄は、権利確定前に含み益が大きく乗っていれば、「利益分で優待何回分か」と考えて、一度利確してまた下がった時に再び購入したりとやることが結構あります。
興味がある方も、急いで始めたりせずに買いたい銘柄をピックアップしておいて、株価が下がっているタイミングや暴落時に購入できるように準備だけしておき、基本的にはコツコツと積立投資を続けていきましょう。
あとは積立投資で資産形成が進み、余裕が生まれ、リスク許容度が高くなってから自身のポートフォリオに応じてちょっとずつ取り入れていくといいかなと思います。
チリモツモレバナントヤラ
繰り返しになりますが、今回の記事は特定の銘柄を推奨する内容ではなく、あくまで私が実際に投資している銘柄の紹介です。
投資はあくまで自己責任でお願いいたします。